September 03, 2008

もう一つのモナリザ

延ばし延ばしにしていたコロー展の記録です。

コロー展へ行ったのは、北京オリンピックの熱戦が始まったばかりの8/10(日)。以前から、どうしても行きたいと思っていた展覧会の一つでした。コローコローの代表作といえば、やはり左の写真のような風景画ですね。当時から評判になっていたというだけあって、木々の表現等に工夫が凝らされていて、独特の雰囲気を醸しだしています。(確か)結婚もせずに毎日森へ出かけ、森と語らい、森をスケッチしていたとのことですが、私には、彼の風景画は、実際の風景を切り取って、その景色を写し取ったというより、実際に存在した風景だとは思いますが、一度彼の脳裏に焼き付けられた風景が、彼のイメージのフィルターを通ってきて、夢の中の風景として表現されているように感じました。特に人物たちは彼の脳裏に浮かんだ幻ではないでしょうか???。
コロー私は、なぜか?風景画や静物画にはあまり興味が沸きません。今回も、ぜひ行きたいと思っていたのは、この左の絵を見たかったからです。
いわれているように、レオナルドダビンチのモナリザと雰囲気が似ていますね。
確かに、モナリザの影響を受けて、殆ど同じ構図とモデルのポーズで描いたのだろうと思います。
でも、とてもいい絵だと思います。画モナリザ面に落ち着きをもたらす手の組み方や、斜に構えた人物の構図は確かにモナリザと同じですが、画家の視点は、モナリザはモデルとほぼ同レベルなのに対して、コローの絵の方はモデルがやや見おろす視点となっています。モナリザには神々しいイメージを受けますが、コローの絵には人間味を感じます。他の絵を含めて、コローの人物画はとても良いと思いました。


vivirabi1944 at 08:25│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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